ITを活用した教育機関の業務改革

教育機関(自動車運転教育、高齢者運転教育等の自動車、二輪車専門教習学校)

現状

この教育機関では、新入生の入学受付、オプションの受講料、入学金など現金の収受を受付で実施していました。受付スタッフは、割引や紹介制度などの複雑な計算式を手動で計算していました。そのため、見積計算ミスや複雑な受講コースの組み合わせの間違いなどが頻発、社内の各種申請手続きも手書き紙文化が浸透しており、ほとんどの業務プロセスは著しく時間がかかるものでした。学生さんの受講が増える長期休暇前の繁忙期は、受付に長時間を要することから長蛇の列も珍しくありません。そこで、受付、入金、精算等の一連の業務フローの見直しをIT導入により改善ができないかと思案していた状況でした。

コンサルティング内容

私たちコンサルティングチームは、経営幹部から選抜されたメンバーとプロジェクトキックオフを開催。全工程6カ月のスケジュールを立案、現行業務フローの洗い出しと可視化、問題点の抽出、課題の設定、課題優先順位の選定、具体的解決策の検討、採用するITツール選定、ベンダー検討、実装、検証と続きました。

プロジェクト成果

受付業務の効率化、特に、入金業務は、新しいITシステムの導入によりスムーズになりました。バーコードによる入金作業はミスがなくなり、多くのオプション組み合わせ計算も自動になり、日計業務も自動化されました。これにより社員の残業は、以前と比べて約20%削減ができました。