東京都から「事業継続緊急対策(テレワーク)助成金」の募集要領が3月6日に公表された。 本事業は、都内中堅・中小企業に対し、テレワークの導入に必要な機器やソフトウエア等の経費を助成してくれる。助成の対象は、テレワークに必要と思われる機器の導入や利用料など幅広いものだ。しかも、限度額は250万円、さらに、助成率は10分の10という大盤振る舞いである。
但し、申請期限は5月12日まで、加えて、支給決定後、6月30日までにテレワーク環境の整備が完了することという条件があり、時間に余裕はない。予算規模は想定100社、つまり、激しい競争が予想される。したがって、自社の中でも優秀な人材を担当としてアサインし、最優先で取り組まないと難しいだろう。それでも、挑戦してみる価値は高い。なぜならば、この機会に古いWindows7パソコンの刷新、外部から接続可能なネットワークの整備など、まさに中小企業の働き改革に必要な環境を一気に揃えることができるからだ。
上記の通り、助成対象機器類は幅広い。IT化が遅れている中小企業は、ここで、社内のIT推進を推し進めることも可能になる。我が社は、高齢従業員が多いから、テレワークのやり方がわからないから等々、導入しない言い訳を考えるよりも 「習うより慣れよ」 だ。
当社では、申請代行はお請けしておりませんが、協力してくれる中小企業診断士、行政書士などのネットワークがあります。ご要望がございましたら、ご相談ください。